ローヤルゼリーを語り始めたら止まらない!『理系社長が贈るローヤルゼリー講座〜第1講』
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 「ローヤルゼリー講座」の教室へようこそ!講師の森川です。

 では早速、講義を始めます。第1講のテーマは、
  「ローヤルゼリーとは」
です。
 まずは、基本の基本からお話しします。

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講座ガイダンス
第1講「ローヤルゼリーとは」(本ページ)

第1講「ローヤルゼリーとは」

「本来の」ローヤルゼリー見たことがありますか?

テレビCMや広告では、名前をよく聞きますが・・・

 最近、新聞や雑誌はもちろんテレビCMでも、健康食品の広告を見かけるようになりましたね。人々が単に「長生き」だけでなく、「健康で長生き」というように、「長生きの質」を意識していることの表れです。

 もちろん「ローヤルゼリー」の名前もよく聞くようになりました。錠剤などの「健康食品」として紹介されていることが多いのですが、栄養ドリンクや化粧品の中に「ローヤルゼリー入り」製品の広告も見かけますね。

 「講座ガイダンス」の時にもお話したとおり、日本は「ローヤルゼリー大国」ですから、多くの人が「ローヤルゼリー」の名前を聞いたりしただけでなく、ご自身が愛用者であったり、お友達の中に愛用者がいる方もいらっしゃるでしょう。

 では、ここで一つ質問をしてみたいと思います。

 「天然のローヤルゼリー」を見たことがありますか?

 「錠剤のローヤルゼリーなら見たことがある」という方は多いかもしれませんが、「天然の」となると少ないでしょうね。
 でも、ご安心ください。「天然のローヤルゼリー」を見る事は養蜂家でも限られた機会ですし、商品を販売している人でも実物を見たことがある人はきわめて少ないのです。

これが「天然のローヤルゼリー」

 「天然のローヤルゼリー」の写真をご覧いただきましょう。この写真はミツバチの巣箱の中に入っている巣板(すばん)の一部です。

 写真左の茶色の筒状の物体が「王台」で、右の写真はその断面です。中に蓄えられている白い液体こそ「ローヤルゼリー」です。

 普段私たちが目にしている「ローヤルゼリー」は、この乳白色の液体を原料にしたものなのです。

 実はミツバチを飼育している養蜂家でも、毎日たくさんの天然のローヤルゼリーを目にすることはできません。その理由も追って説明します。

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「ローヤルゼリー原乳」と「ローヤルゼリー製品」

私たちが食べているのは「ローヤルゼリー製品」

 天然のローヤルゼリーは液状ですが、一方私たちが利用している「ローヤルゼリー」は、錠剤やカプセルの形をしています。これは人が利用しやすいように加工をしているからです。

 天然のローヤルゼリーは独特の味をしていたり、変質しやすいため、そのままでは不便です。こういった点を改善するために、いろいろな加工をしています。
 このような加工を行ったものを「ローヤルゼリー製品」または「ローヤルゼリー加工食品」などと呼びます。一方、ミツバチの巣箱から採集したばかりのものを「ローヤルゼリー原乳(あるいは単に『原乳』」「生ローヤルゼリー」と呼んでいます。

ローヤルゼリー製品は製造工程で千差万別!?

 多くの方が利用している「ローヤルゼリー」とは、「ローヤルゼリー原乳」を原料としていますが、工場でいろいろな加工処理をして造られた「ローヤルゼリー製品」です。
 ローヤルゼリー原乳とローヤルゼリー製品は次の図のような関係になります。
製造工程が違えば「別物」

 ここで注意していただきたいのは、製造している会社や製品ごとに、製造工程が異なります。したがって同じ「ローヤルゼリー」とは言っても、「異なったもの」と考える必要があります。
 本講座では、ローヤルゼリーの製造工程などもお話していきます。

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ミツバチとローヤルゼリー

 私たちが利用している「ローヤルゼリー」が、ミツバチの巣がら集めたものというのは、これまでも触れました。
 ミツバチの巣の中でどのように造られているのか、どのような役割をしているのか、ということについては、この後の「第2講 ミツバチ学入門」で詳しく説明します。

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ローヤルゼリーと人類

ミツバチとは人類誕生以来のつきあい

 ミツバチと人間との関係は、人類が地上に現れて以来と言います。ハチミツの採集のようすが描かれた壁画も見つかっています。
 最初は、自然にできた巣を見つけてハチミツを採集していましたが、人が用意したカゴなどの中でミツバチを育てる養蜂も始まりました。
 特にヨーロッパでは、ハチミツだけでなく、ミツロウがキリスト教教会で使われるキャンドルの原料として重要だったので、養蜂が盛んになりました。
 ミツバチは、カイコと並んで「家畜化された昆虫」として、人類とともに歩んでいます。

一方ローヤルゼリーの歴史は、まだ半世紀ちょっと

 ハチミツ等は古代から広く知られ利用されてきましたが、ローヤルゼリーはほとんど知られていませんでした。養蜂家も「やっかいもの」として捨てていました。
 実はローヤルゼリーの本当の力が明らかになったのは100年ぐらいで、本格的な活用の歴史はまだ半世紀ほどです。

  現在日本では、ローヤルゼリーは最も人気がある「定番健康食品」となりました。商品寿命が短いといわれる健康食品業界の中では珍しい事です。
 歴史は長いとはいえませんが、日本に根づいた健康食品となっていて、多くの方々の健康づくりのお手伝いをしています。

 ローヤルルゼリーについてのさらに詳しい歴史は、改めてお話します。

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