ミツバチや養蜂、ミツバチ産品について、いろいろと書き綴った「みつばち館コラム」のバックナンバーです。
「へぇ〜、そうなの!」と思うような新発見があるかもしれません(文責:森川治雄)。
「みつばち館コラム」バックナンバー
これまで、書き綴ってきた「みつばち館コラム」の文章です。
新しく書いたものが上部に掲載されています。
コラム002.「ハネムーン」のお話の続き
前回、「ハネムーン」という言葉が、古代ヨーロッパの「新婚期に、蜜酒を飲んで子つくりに励んだ」という風習から生まれたというお話をしました。
蜜酒の原料はハチミツなのですが、ミツバチの「子だくさん」にあやかりたいという「願い」が根拠になっているのではないかという説です。
でも、養蜂史の観点から言わせてもらえば、単に「願い」という以上に、「蜜酒」には各種栄養素が含まれ、今でいう「栄養ドリンク」に近かったと考えられるからです。
ミツバチを飼う「養蜂」は古くから現在まで行われていますが、以前は現在と違って、巣を丸ごとつぶしてハチミツを採集する「圧搾法」が行われていました。
この方法だと、ハチミツ以外にも、花粉なども一緒に巣から搾り取られます。場合によってはローヤルゼリーなども一緒に入ることも考えられます。
ハチミツの主成分である糖類以外に、花粉・ローヤルゼリー由来のタンパク質・アミノ酸・ビタミン・ミネラルなどが含まれるわけです。
栄養ドリンクのラベルを見てみればわかるように、アミノ酸やビタミン、そしてローヤルゼリーが入っているものが多いですよね。
古代、蜜酒は栄養ドリンクといってもいい存在だったのです。
ただし、現在はちょっと事情が異なります。
19世紀半ばに始まった、可動式巣枠と遠心分離機を使う近代養蜂では、ミツバチの巣からハチミツだけを効率よく採集します。さらに巣を破壊しないのでハチミツの生産は飛躍的に伸びました。
でも、「古代のハチミツ」のように、花粉・ローヤルゼリー由来の栄養素が入ることが少なくなりました。
雑味がない分、現在のハチミツの方が比較的さっぱりした味で見た目もよいのですが、古代のハチミツが栄養の点では勝っていたと思います。
古代ヨーロッパの「ハネムーン」に近づくには、現在の養蜂では別々に採集することになった花粉やローヤルゼリーを合わせて利用するといいかもしれませんね・・・・・
と売り込みみたいですが、実はまんざらではないのです。続きは次回。
コラム001.「ハネムーン」のお話
「ハネムーン」とは、日本でも馴染みがあるように「新婚旅行」のこと。新婚直後の仲睦まじい時期、二人きりでの旅行のことを指します。昨年の大河ドラマでも紹介されていたように、「日本初のハネムーン」は、坂本龍馬・お龍夫妻とされています。
「ハネムーン」は「蜜月」とも言うように、英語の「honeymoon」からうまれた外来語です。英語を見ればわかるように「honey(ハチミツ)+moon(月)」と、ミツバチと深い関わりがある言葉なのです。
「ハチミツのような甘い生活」というイメージもありますが、古くからヨーロッパで行われてきた「ある風習」が語源になったという説があります。
古代ヨーロッパの「ある風習」とは、結婚したカップルは新婚の1ヶ月間、「ハチミツ酒」を飲んで、子づくりに励んだ、ということです。
ハチミツには強壮作用があるといわれているだけでなく、ミツバチの「子だくさん」にあやかりたいということだそうです。
そこから「ハチミツで過ごす1ヶ月」という「honeymoon」という言葉が生まれました。
「言葉だけでなく、『風習』も輸入していたなら、ハチミツ業界も潤ったかな」、というのは、養蜂業者の独り言です。
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